文書作成日:2024/10/31
介護保険第1号被保険者1人あたり給付費
介護保険の要介護(要支援)認定者数は増加を続け、2022年度末で694万人となりました。うち第1号被保険者は681万人で、そのほとんどを占めています。ここでは今年8月に発表された調査結果(※)から、都道府県別に第1号被保険者1人あたり給付額をみていきます。
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全国平均は27.8万円に
上記調査結果から、都道府県別に2022年度の第1号被保険者1人あたり給付額(以下、給付額)をまとめると、下表のとおりです。
全国の給付額は居宅サービスが14.1万円(前年度13.8万円)、地域密着型サービスが4.8万円(前年度4.7万円)、施設サービスが8.9万円(前年度8.9万円)で、合計27.8万円となりました。前年度より4,000円弱の増加です。
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都道府県別の状況
サービスごとに都道府県別の状況をみると、居宅サービスでは大阪府が最も高く20.4万円になりました。最も低い茨城県とは2倍弱の差があります。
地域密着型サービスでは、愛媛県が7.6万円で最も高くなりました。島根県や鹿児島県、長崎県、岡山県も7万円を超えています。最も低かったのは埼玉県で2.8万円でした。
施設サービスでは新潟県が12.2万円で、1県だけ12万円を超えています。最も低いのは愛知県の7.6万円でした。
合計は大阪府が32.4万円で最も高く、島根県が32.3万円で続いています。大阪府は居宅サービスが最も高く、島根県は地域密着型サービスと施設サービスが2番目に高く、合計でも上位になりました。
貴施設の所在地の状況はいかがでしょうか。
(※)厚生労働省「令和4年度介護保険事業状況報告(年報)」
介護保険事業の実態状況について、保険者(市町村等)からの報告数値を全国集計したものです。数値は四捨五入の関係で、合計に一致しない場合があります。
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
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